消化器内視鏡センター
上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)
食道・胃・十二指腸(上部消化管)に内視鏡を挿入して内部を観察します。
なお、通常は口から内視鏡を挿入し観察しますが、当センターでは鼻から挿入する「経鼻内視鏡」も行っています。
経口内視鏡 口から入れる胃内視鏡検査
検査の流れ
検査室外来診察
消化器内科外来を受診後、検査の予約をいたします。
検査についての説明
看護師より予約票の注意文を用いて検査前・検査当日の生活・食事の説明をいたします。
検査前日
予約票の注意文内容を参考に食事をしてください。
検査当日
経鼻内視鏡〈鼻から入れる胃内視鏡検査〉
経鼻内視鏡当センターでは平成22年4月より、患者さんにより苦痛の少ない上部消化管内視鏡検査を受けていただくべく、鼻から入れる内視鏡を導入しています。
検診の目的で行なう場合は、患者さんには口か鼻かどちらがよいかを決めていただくことが出来ます。
鼻から行なう上部消化管内視鏡検査には、こんな長所があります
- 苦痛が少ない
内視鏡は、先端径が約4.5mmnの細さなので鼻にスムーズに挿入できます。検査中の苦痛が少ないため、強い麻酔の必要もありません。 - 吐き気がおこりにくい
内視鏡が舌のつけ根をとおらないので、不快感や吐き気をほとんど感じずに検査を受けることが出来ます。 - 会話ができる
検査中も会話が可能です。質問したいとき、気分を告げたいときなど、担当医と自由に話が出来るので安心です。
鼻から行なう上部消化管内視鏡検査には、こんな短所があります
- 鼻の痛みや鼻出血が起こることがあります
鼻を局所麻酔しますが、鼻腔が狭い方では痛かったり、鼻血を出すことがあります。
検査の流れ
検査室外来診察
消化器内科外来を受診後、検査の予約をいたします。
検査についての説明
看護師より予約票の注意文を用いて検査前・検査当日の生活・食事の説明をいたします。
検査前日
予約票の注意文内容を参考に食事をしてください。
検査当日
下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)
内視鏡を肛門より挿入し、大腸内部のポリープやがん、炎症などを診断します。
組織の一部を取って調べたり(生検)、病変を内視鏡的に切除することも出来ます。
検査の流れ
外来診察
消化器内科外来を受診後、検査の予約をいたします。
検査説明
看護師より検査説明書を用いて検査前・検査当日の生活・食事の説明をいたします。
検査前日
検査説明書の内容を参考に食事をしてください。特に夕食時、油分は消化が遅く、繊維は腸内に残りやすいので避けてください。
検査当日
内視鏡的逆行性胆管膵造影(ERCP)
胆嚢、胆管あるいは膵臓の病気を診断するために、口から、十二指腸へ内視鏡を挿入し、そこから、胆管や膵管の中に細いチューブを挿入して造影剤を注入しレントゲン撮影を行う検査です。
造影にひき続き結石の除去や細胞の検査(悪性腫瘍が疑われる場合など)も行えます。
治療としてステント (プラスチック・金属)留置を行う場合もあります。