歯科口腔外科
ご挨拶
当科では、親知らずの抜歯や埋伏歯の開窓をはじめとする一般的な口腔外科的処置に加えて、口唇裂・口蓋裂関連の手術や、上下のあごの不調和(顎変形症)を改善する顎矯正手術といった専門的な治療を行っています。
また、入院中の患者さん、外来での抗癌剤治療などで通院中の患者さんに対して、必要に応じて口腔ケアや歯科治療を提供しております。
診療科の特徴
口唇口蓋裂
口唇口蓋裂の患者さんは、哺乳や見た目の問題だけでなく、歯の数が不足していたり、歯の位置や方向に異常がみられたりすることがあります。そのひとつひとつの問題に対して、生後間もなくから始まる治療、頻回な手術や長期的な経過観察、成長段階に沿った矯正歯科治療や補綴治療が必要となります。
当科では口腔外科医に加えて、矯正歯科医・補綴歯科医・言語専門の歯科医師が同じ診療室で一貫した治療を行い、長期的な治療をフォローできる体制を整えています。口蓋裂言語の専門である言語聴覚士も当病院に勤務しており、言語訓練を行うことも可能です。
胎児診断にて指摘を受けられた保護者様へのご説明を含め、実際に出生された後、成人されるまで発達段階に合わせた治療に関して、疾患だけでなくお気持ちにも寄り添う診療を心がけております。
顎変形症
「受け口」「出っ歯」「顔が非対称でゆがんでいる」といった顎顔面頭蓋部でみられる重度の成長発育異常に起因する咬合不全に対して、外科的矯正治療を行っております。
当科に在籍する矯正歯科医が術前・術後の歯科矯正治療を担い、連携して治療をすすめております。なお、院外の矯正歯科開業医から紹介されて当科を受診された方には、担当の先生と連携して治療をすすめてまいります。
病院歯科外来
当院にて、他の病気によって全身麻酔下での手術をされる方や、入院されている患者さんの口腔ケアもあわせて行っております。必要に応じて抜歯などを行ったり、手術前に歯を保護するマウスピースや歯の固定などを行ったりして、安全に全身麻酔下での手術や入院生活を過ごして頂けるようにしております。
言語外来
専属の言語聴覚士が在籍しており、発音やことばの状態を評価し、お子さんに適した支援や訓練を行います。発達障害・学習障害などに関する相談もお受けします。また、高齢者や成人の方の相談・訓練も行っております。
摂食嚥下外来(木曜日)
歯科医師と歯科衛生士、言語聴覚士、症例によっては耳鼻咽喉科の嚥下専門医とが連携し、摂食嚥下に関する診察を行っています。対象は乳幼児~高齢者までと幅広く対応しております。
検査は嚥下内視鏡検査(VE)と嚥下造影検査(VF)があります。舌接触補助床などの装置による治療も行っております。
主な疾患
- 口唇口蓋裂の一貫治療
- 顎変形症の外科的矯正治療
- 親知らず(智歯)や埋伏過剰歯などの難抜歯手術
- 顎口腔領域の嚢胞・腫瘍の手術および治療
- 舌小帯延長術などの小手術
- 口腔粘膜疾患の治療
- 顎顔面の外傷(顎骨骨折や歯牙脱臼など)に対する手術および治療
- 顎関節症などの顎関節疾患の治療
- 睡眠時無呼吸症候群に対する口腔内装置の作成
治療
当科では主に、保険診療が適用される治療を行っております。
動画のご紹介
医師紹介
- 歯科口腔外科 主任部長
- 歯学博士
- 日本口腔科学会 認定医・指導医
- 日本口腔外科学会 専門医・指導医
- 日本顎変形症学会 名誉会員
- 日本顎変形症学会 指導医(口腔外科)
- 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医(歯科口腔外科)
- ICD制度協議会 インフェクションコントロールドクター
- 精密触覚機能検査研修会 修了
- 厚生労働省健康局 がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会 修了
- 歯科・歯科口腔外科 医長
- 歯学博士
- 日本口腔科学会 認定医
- 日本口腔外科学会 認定医
- 精密触覚機能検査研修会 修了
- 歯科・歯科口腔外科 医員
- 歯学博士
- 日本口腔外科学会 認定医
- 日本口腔科学会 認定医
- 厚生労働省健康局 がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会 修了
- 歯学博士
- 大阪大学名誉教授
- 日本口腔外科学会 元理事長・専門医・指導医
- 日本口腔科学会 名誉会員・認定医・指導医
- 日本口蓋裂学会 元理事長・認定師(口腔外科分野)
- 日本顎変形症学会 名誉会員
- 口腔顔面神経機能学会 元理事長・認定医
- American Cleft Palate Association 30years milestone member
外来スケジュール
午前 9:00~12:00(受付8:00-11:30)/
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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午前 | 美馬 孝至 | 美馬 孝至 | 美馬 孝至 | ||
非常勤医師 | 三ツ井 諒 | 古郷 幹彦 | 三ツ井 諒 |
診療実績
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麻酔法 件数 全身麻酔 154 診療科合計 154 -
術式 件数 骨体固定金属板の撤去手術 35 下顎骨形成術 24 抜歯術 21 上顎骨形成術 14 口唇裂形成手術1.口唇のみの場合 10 下顎骨折観血手術(片側) 8 顎・口蓋裂形成術 7 口唇裂形成手術 6 下顎骨折観血手術(両側) 5 口腔内消炎手術4(顎炎、全顎) 3 下顎関節突起骨折観血的手術(片側) 3 創傷処理(長径10cm未満・深) 2 自家骨移植術(困難) 2 口蓋隆起形成術 2 顎骨腫瘍摘出術 2 腐骨除去手術(片側1/3以上) 1 皮弁切断術1.(25平方cm未満) 1 舌小帯形成手術 1 自家骨・骨移植術 1 歯周外科手術(歯肉剥離掻爬手術) 1 甲状舌管嚢胞摘出術 1 顎堤形成術(困難(1/2顎以上)) 1 顎下腺摘出術 1 下顎隆起形成術(両側) 1 診療科合計 154
医療機器
- 歯科用CT・パノラマ・頭部X線(セファログラム)撮影装置
- Er: YAG Laser
- 顎運動・咀嚼筋筋電図検査機器
お知らせ
- 2024/11/26
- 診療実績を公開しました
- 2024/07/10
- 外来スケジュールを更新しました
- 2024/06/12
- 診療科の特徴を更新しました
- 2024/05/23
- 医師紹介を更新しました
- 2024/05/21
- ご挨拶を更新しました
- 2024/04/26
- 医師紹介を更新しました
- 2024/04/02
- 外来スケジュールを更新しました
- 2024/02/16
- ご挨拶、診療科の特徴、医療機器を更新しました
臨床研究について
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