初期臨床研修の特徴
救急搬送件数 大阪府下トップクラス!豊富な症例・手技を経験できる
当院は、独立した救急医療センター(救急診療科によるER型救急)が、24時間体制で広域の救急を受け入れ、ICU・HCUなどの3つのケアユニットと、脳卒中センター、心臓血管センター、消化器センター、麻酔科が同じく24時間体制でバックアップがあります。
月間の救急搬送件数は約800件と大阪府下でトップクラスです。
中規模の病院で当院ほど救急科が充実している病院は全国的にも珍しく、5名の救急科の専従医(救急医学会指導医1名、同専門医3名、外科専門医1名)がER型救急にて診断・初療を行っています。
救急専門医と一緒にER救急で日勤帯や当直帯を過ごす時間は、多くの手技を実践できるチャンスです。
初期臨床研修中に多くの手技症例経験を積み、3年目には一人で2次救急当直をこなせる医師になることを目標の1つにしています。また、当院の救急科研修は口コミで評判が広がり、関西だけではなく、関東や九州の大学からも研修医を受け入れています。
研修医向けの講義・カンファレンスを多数実施
- プログラム責任者 「総合カンファレンス・デスカンファレンス」(月2回)
- 病理診断科 指導医「病理カンファレンス」(月1回)
- 救急診療科 指導医「モーニングカンファレンス」(月~金曜日)
- 各診療科 指導医による診療講義
講義内容
- 肺炎・喘息:呼吸器内科
- 糖尿病非専門医のインスリン治療のコツ:糖尿病内科
- 抗血小板剤2剤併用療法(DAPT)について:循環器内科
- 急性腹症:消化器外科
- 脳卒中診断・治療:脳神経外科
- 褥瘡予防・管理:形成外科
- ERにおける初期症状:整形外科
- 救急で注意を要する脊椎疾患:脊髄・脊椎外科 等
これらのカンファレンス以外にも、看護部・コメディカルによる講義、グラム染色・エコー検査研修等、診療科・職種の垣根を越え、研修医の指導を行っています