病理検査センター
Clinical Pathology Center
ご挨拶
病理診断科部長の土田泰昭です。病理診断科(病理検査センター)は2024年4月現在、常勤医3名、非常勤医1名、専任の臨床検査技師7名から構成され、チームワークよく、謙虚に、真摯に業務に邁進しています。
センター紹介
来院の皆様には直接お会いすることはめったにありませんが、受診された方々がときに経験することのある組織(例えば、乳腺のしこり)や細胞の検査(例えば、尿中の癌細胞の検査、痰内の癌細胞の検査)、胃や大腸の内視鏡の検査時に採取したもの、広くは摘出手術材料の全ての臓器を肉眼的、顕微鏡的に詳細な検査をしている部門です。
- 組織診 年間約3,000-3,500件 (※)
- 胃・大腸ファイバーによる生検、小組織材料
翌日~2日以内に報告 - 手術材料・ポリペクミー、大組織材料
2日~5日以内に報告
- 胃・大腸ファイバーによる生検、小組織材料
- 細胞診 年間約6,000件 当日または翌日に報告
- 剖検(解剖) 年間1-5件
主な疾患
全領域です。
治療
直接は関与しませんが、正確な病理診断が適切な治療につながると信じています。
組織診の一例
この写真は、「脊髄」の近くに出来た腫瘍の組織診のHE染色標本です。「異型髄膜腫」という病理診断名になります。「髄膜腫」のグループに分類されますが、通常は良性の経過をたどることが多い「髄膜腫」のグループのなかで、この「異型髄膜腫」は注意を要する組織型です。
このように、病理組織診を含む病理検査は、患者さんの手術後の過ごし方にも関わってくる重要な部門といえます。
診療実績
- 組織診 年間約3,000-3,500件
- 細胞診 年間約6,000件
- 術中迅速細胞診・組織診 年間約60例
- 剖検(解剖) 年間約1-5件
- 院内CPC 年間約1-5件
- 学会発表(日本病理学会、日本臨床細胞学会など) 年間約3件
医療機器
自動包埋機、HE染色自動染色装置、特殊染色自動染色装置、免疫染色自動染色装置、ホルマリン自動注水機など
お知らせ
- 2024/06/12
- 病理検査センターのページを更新しました