転院・退院に関する方針
日本の保険医療制度においては、患者様の病状に応じて、適切かつ効率的な治療が可能となるよう病床を高度急性期、急性期、回復期、慢性期の4つに区分することで機能分化が図られており、各医療機関は、その役割に従うことが求められているところです。
当院では、主に緊急的な症状を有する患者様に対して治療を行う高度急性期病床を有する病院となるため、緊急的な症状が脱するまでの間、治療を行う役割を担っております。
したがいまして、医師により、当院で実施すべき治療が終了又は終了見込みと判断された場合には、保険医療制度の趣旨にのっとり、患者様・ご家族様に対して、速やかに転院・退院の調整をさせていただいております。
当院では、患者様・ご家族様に対して転院・退院調整に関するご提案・ご相談をさせていただいた上で、円滑な転院・退院となるよう随時ご協力をお願いしておりますが、ご協力いただけない場合や進展がみられない場合において、予め退院期限を設定させていただくことがございます。
また、患者様・ご家族様のご協力がなく、退院期限までに患者様の受け入れ可能な病院・施設等が見つからない場合は、やむを得ず当法人のグループ病院・施設に転院していただくこともございますので、予めご理解・ご了承ください。
当院は、患者様に対してシームレスに適切な医療が提供できるよう転院先の医療機関とも随時調整を進めておりますので、患者様・家族様におかれましては、当院の転院・退院に関する方針へのご理解とご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。